魚鱗(生ゴミ)と繊維素材はどのように結びつくのでしょうか?
開発者のジェームス・ホウ博士は、台湾の繊維業界では有名な専門家です。彼は繊維業界を従来の産業構造から、環境に優しい循環経済へと転換させることを目指しています。 彼は、繊維産業界での長年の経験と専門的な生物学知識に基づいて2012年にUMORFIL® テクノロジーを開発しました。このUMORFIL® テクノロジーにより、従来生ゴミとして廃棄されていた魚鱗を繊維原料にアップサイクルすることで、肌に優しいUMORFIL® Bionic Fiberを製造することに成功しました。
UMORFIL® の名前は、ラテン語の「Umor」とフランス語の「Fil」を組み合わせに由来します。「Umor」は水分、「Fil」は糸を意味します。 UMORFIL® Boinic Fiberには、ウールやシルクと同じようにアミノ酸が含まれていますので、生地や衣服などに高い付加価値を提供します。そして、同時に海洋生態系を保護し土壌の酸性化を防ぐことに貢献します。
UMORFIL® Bionic Fiberは肌に優しい繊維素材で、皮膚刺激性試験(試験管内で実施)にも合格しています。この肌に優しい特性により、肌に直接接するデニム、アクティブウェア、インナーウェア、ホームテキスタイル、中綿、靴などの製品に適しています。 UMORFIL® Bionic Fiberは、製造工程においても化学薬品や洗剤の使用をできるだけ少なくすることで環境汚染防止にも努めています。そして、品質を保証するために、台湾のサプライチェーンから提供される素材を基に、すべて台湾で開発、製造されています。


UMORFIL® Bionic Fiberは世界の生ゴミ削減に貢献します
FAOのデータによりますと、漁獲量は年々増加しており、2020年時点で約1億8000万トンに達しています。この結果、魚介類から大量の魚鱗が生ゴミとして発生しています。 これらの生ゴミが工場内の土地に埋められれば土壌の酸性化を引き起こし、焼却すれば大気汚染の原因にもなります。 よって、魚鱗からコラーゲン(ペプチドアミノ酸)を抽出して複数の天然機能を持つUMORFIL® Bionic Fiberを製造することは、地球上の生ゴミによる汚染問題の削減にも貢献します。
"環境への負荷をよ少なくして、より多くの効果を達成する“UMORFIL® Bionic Fiberはテキスタルの世界に新しいレベルの快適さを提供します。

UMORFIL® タグとは?
UMORFIL® Bionic Fiberから作られた服などの品質を高度に管理するために、UMORFIL® タグの仕組みがあります。 UMORFIL® タグは、UMORFIL® ラボの認証に合格して最高の品質が確認された製品に対して付与されます。
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